リクは道へのこだわりがとても激しい子供でした。
自閉症スペクトラム障害、発達障害のリクは自閉症傾向ASDが強く、2歳ごろから道へのこだわりが物凄く強くなっていきました。
当時は、出掛けるのも家に帰るのも一苦労でした。
気に入らない道だと、「アアアアアア!」と大泣きで絶叫に大暴れ。
周囲の人が振り返るほど。
まるで誘拐でもしてるんじゃないかっていう状態でした。
この道へのこだわりは2歳ごろから始まり、徐々に激しくなっていきました。
最初は公園から家までの帰り道。この道は嫌だと大騒ぎ。当時は、「まだ遊びたくて家に帰りたくないのかな?」と思っていました。
けれどスーパーに行くときや、ちょっとしたお出かけ。どこかに遊びに行くときにもそれはおきる様になりました。
3歳になって保育園に通い始めたときの帰り道、この道を通れば あと少しで家!という状態でリクの道へのこだわりが発動。
物凄い絶叫、大泣き大暴れ。自転車だったので暴れられると危ないし、大泣きされると周囲の目が痛いしで、疲れていて早く帰りたいのに遠回りをするはめに・・・。
結局そのまま毎回帰るたび、出掛けるたびにリクの道へのこだわりに振り回されていました。
この大変さやストレスは経験者じゃないと分からないと思いますが。
結構 つらい。
どこか行くときも帰るときも、大泣き大暴れでリクの道へのこだわりに付き合わされて振り回されて家に帰るころにはクタクタ。いつも私は疲れて放心状態でした。
どの道でも危険じゃなければいいじゃんっていつも心で叫んでいました。
でも きっとリクにとって、嫌な音、嫌な臭い、嫌な色、嫌な建物、それこそ嫌な何かがあったんだろうなって思います。
道へのこだわりは2歳から始まり、ピークは3歳~5歳ぐらいでした。6歳ぐらいからは少しおさまってきました。でもまだ道へのこだわりは、あります。
この辛いピークの時、当時リクが第一子で下の子がいないのが救いだったと思います。
もし、この道へのこだわりがピークの時に下の子がいたら本当に本当に大変だったと思います。
道へのこだわりエピソードは、あと2話ぐらい描こうと思います。
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